島しょ部巡回法律相談活動

東京には伊豆諸島に9つ、小笠原諸島に2つの有人島があります。人口200人以下の村から9000人の町まで大小様々ですが、どの島にも弁護士はいません。 簡易裁判所や家庭裁判所の出張所がある島はいくつかあるものの、地方裁判所はなく、管轄は千代田区霞が関の東京地方裁判所本庁です。例えば小笠原−東京間は船で25時間半(飛行機はありません)かかりますから、小笠原は日本で最も裁判所から離れた場所ということになります。

このような地域を我々は司法過疎地と呼んでいますが、島民の方々のアクセスの障害を少しでも取り除くため、僕は定期的に島を訪問し法律相談活動を行っています。いつも役場に広報と会場提供のご協力をいただいています。

知り合いの弁護士や司法書士、税理士と平成13年よりこの活動を始め(現在では「NPO司法過疎サポートネットワーク」という団体を立ち上げています)、僕が東京の島を訪問した回数は既に50回を超えています。

地道な活動ですが、様々な理由から複雑なご相談も多く、自分自身にとっても勉強になります。また、各島にはそれぞれの個性や自然があり、それを感ずるのは楽しいものです。趣味を兼ねているからこそ続けられる活動かもしれません。

なお、最短でも往復で5泊6日かかる小笠原を除き、ほとんどの島は週末を利用して訪問していますので、お受けしている事件につきご迷惑をおかけすることはありません。ご安心ください。

島弁日記

NPJ(News for the People in Japan)というウェブサイトに、島しょ部巡回法律相談活動の雑感を綴った「島弁日記」を毎月連載しています。ぜひご覧ください。

弁護士会での活動

第二東京弁護士会 法律相談センター運営委員会副委員長
日本弁護士連合会 災害復興支援委員会委員 他

執筆等

いずれも共著です。一部分の執筆に関わっています。
「法律がわかる事典」弁護士石井逸郎編著(日本実業出版社)
「預金者保護法ハンドブック」高見澤昭治・齋藤雅弘・野間啓編著(日本評論社)
「Q&A災害時の法律実務ハンドブック」関東弁護士連合会編集(新日本法規)
実は執筆活動はあまり得意ではありません。
現場の相談や事件に携わっていることこそが僕の仕事のスタンスだからです。